2022年3月の香ディネート

「香ディネート(コーディネート) 」。
その時期のおすすめの香りと器をピックアップし、 さまざまな日常のシーンに合わせた「香りある豊かな暮らし」をご紹介する企画です。
暮らしの中に香りを取り入れて、毎日がより豊かになるようなご提案ができればと思います。


出会いと別れの季節
春を贈る香ディネート


春は進学や就職、それに伴った引越しなど、新生活が始まる季節ですね。
今までお世話になった方への御礼に、人生の門出を迎える方へのお餞別に、また春生まれの方へのプレゼントに、春らしい香りのセットはいかがでしょうか。
今月は「贈る香ディネート」をテーマに、お香・香立・香皿をご紹介いたします。


みずみずしい春の花を思わせる香りのお香「レスポワール 薄紅」そして、うららかな春の空に咲き誇る京の桜をイメージした「四季の香立 花咲月」「四方香皿 水色」の「香ディネート」です。


未来への希望をこめて
みずみずしい春の花をイメージした香り


「レスポワール(L’espoir フランス語)」は、「希望」「hope」「wish」等と訳されます。
2019年「平成」から「令和」への改元にあたり、未来への希望を込めて松栄堂の調合師2名がそれぞれの時代をテーマに新しい香りをつくりました。


これまで松栄堂を支えてきたベテラン調合師が「平成」を、次代を担う若手調合師が「令和」を。
調合師は、松栄堂の香りを守り、また松栄堂の新しい香りをつくり出す専門職です。


レスポワール 薄紅」は、「令和」の新しい時代に向かって歩き出すようなみずみずしく軽やかな春の花をイメージした香りです。
希望をもって。前向きに踏み出すその一歩を応援しているよ。
そんな想いを香りにたくして……。


桜花爛漫
心も華やぐ春らしい香立


「四季の香立」は初春月から春待月まで、それぞれの季節にふさわしい意匠のシリーズです。
3月には、京都の東山を背景に咲き誇る桜があしらわれた「四季の香立 花咲月」を。
四方香皿 水色」にのせてお香を焚けば、たちまち心も桜花爛漫、うららかな春の陽気に誘われて、京のお花見にでかけた気分になりそうです。


「四季の香立」シリーズは、お香を立てる穴が大小二つあいています。
お香の径が太い「レスポワール」シリーズなどは大きい穴に、お香の径が細い「京線香」シリーズなどは小さい穴に、と使い分けることで、さまざまな太さのお香を安全に支えることができます。


また「四季の香立」シリーズは、お香の焚き残りを少なくするための工夫として厚みの薄い部分をつくっています。
お香を立てる際、厚みの薄い方にお香を傾けると倒れることがあるので厚みのある方に傾けて安定するように立ててくださいね。
(他「季節の文様香立」「Xiang Do HOLDER」シリーズも同様です)


送り主の心遣いが伝わる
春らしい香りの贈り物


環境の変化が多い春は、期待と不安が入り混じるもの。
一日の終わりのリラックスタイムに、お出かけ前の自分自身への応援に 仕事や勉強とプライベートの気持ちの切り替えに
みずみずしいお香の香りをご活用ください。

プレゼント用の包装や熨斗紙などのご要望も承っております。
新生活を応援する気持ちとともに「香りある豊かな暮らし」をお届けします。