2022年12月の香ディネート

「香ディネート(コーディネート) 」。
その時期のおすすめの香りと器をピックアップし、 さまざまな日常のシーンに合わせた「香りある豊かな暮らし」をご紹介する企画です。
暮らしの中に香りを取り入れて、毎日がより豊かになるようなご提案ができればと思います。


かねて待ちわびた集いのときを
香りで寿ぐ豊かな時間に

今月は「再会を祝う香ディネート」をテーマに、お香と香皿のセットをご紹介いたします。
あっという間に年の瀬も近づき、心急く中ではありますが、今年こそはと、久しぶりにみんなで集まる計画を立てる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

家族、友人、親しい仲間たちとの時間に、そっと寄り添う香りと器のセットをつくりました。

華やかな6種の香り「香水香 花世界」を、おめでたい形の器に立てて。
令和5年の宮中歌会始の御題「友」にちなんだ数量限定セット「香りと器 友集う」で、長らく待ちわびた集いのときを彩る「香ディネート」をご紹介します。


6種の香りを二つの小箱に
香りとの出会いを楽しむ、お香の運だめし

彩り豊かな6種の香りの「六種花世界」。
その香りを、3種4本ずつ二つの小箱におさめました。


合計12本入った箱を逆さに振れば、おみくじのようにお香が一本出てきます。
運に任せてお香を選ぶ、その時々の香りとの出会いをお楽しみください。


あわさる貝に再会の喜びを込めて
吉祥づくしの器たち


対になる貝殻とぴったりあわさることで、古くから夫婦和合や良縁を願う文様として用いられてきた「蛤」。
曲線が美しい蛤型の器に、オリジナルの真鍮製香立をセットしました。

香立を包むたとう紙には、七宝つなぎと青海波をあわせた柄を描き、集まった人々のご縁が末永く続くようにと願いを込めました。
金色の香立には向かい松の柄をあしらいました。


「松」は、長寿の象徴でもあるおめでたい柄。
向かいあう松の文様に「会う」ことを「待つ」時間にも、思いをはせてみてはいかがでしょうか。


彩り添える一輪の花のように
香りを生ける楽しさを


シンプルな器にお香を立てれば、カラフルな花束から一輪の花を投げ入れたような、凜とした立ち姿と、すらりと流れる煙が楽しめます。
集いの場にそっと花を生けるように、香りを添えてみてはいかがでしょうか。
金の箔押しをあしらった華やかなパッケージは、年末年始の贈り物にもおすすめです。


久しぶりに親しい人と集まる楽しい時間にも、行く年来る年を眺め、自分を振り返る静かな時間にも。
あなたの大事なひとときを「香水香 花世界」の香りで彩ってみてください。

令和5年の宮中歌会始の御題「友」にちなんだ「友集う」。
ぜひ、新春を寿ぐくつろぎのひとときに、お供させていただければ幸いです。