2023年1月の香ディネート

「香ディネート(コーディネート) 」。
その時期のおすすめの香りと器をピックアップし、 さまざまな日常のシーンに合わせた「香りある豊かな暮らし」をご紹介する企画です。
暮らしの中に香りを取り入れて、毎日がより豊かになるようなご提案ができればと思います。


いよいよ2023年
幸多き一年となりますように

年神さまをお迎えするお正月。
街では門松やしめ飾りなどがよく見られますね。
そんなお正月飾り以外にも、おうちの中で縁起物を飾って新しい年の幸運を祈ってみませんか。
悪いものを避け、良いことがあるように……
古くから日本人はいろいろなものに願をかけ、祝い、祈るといったように縁起を担いできました。
おめでたいことづくしのお正月。
「吉祥づくしの香ディネート」をテーマに、お香・香立・香皿をご紹介いたします。

優しい白檀ベースの香り「玉響(たまゆら) 京松葉」と、縁起の良い文様の「折々の香立 鶴亀」「六角香皿 白」の「香ディネート」です。


寒い冬にも青々と茂る松葉を思わせる
鮮やかな緑色のお香「京松葉」


煙が少ないシリーズの「玉響」は、使いやすい長さの90mmのお香で、約15分間の燃焼後、おだやかな残り香が漂います。
パッケージは、ふたを開けておくといつでもすぐにお香が取り出せるホルダーのようになります。


そんな玉響シリーズのひとつ「京松葉」。
甘さと穏やかな渋味のバランスがよい清涼感のある優しい白檀ベースの香りです。
内容量は45g(185本程)、1日1本のご使用で半年ほどお楽しみいただけます。

お香の色は、松葉を思わせるような鮮やかな緑。
松は寒い冬にも青々とした葉を保つことから、不老長寿の象徴とされてきました。
京都ではお正月になると和紙と水引で飾られた根引松(ねびきまつ)とよばれる門松が見られます。
根がついたままの若い松は、地に足がついた生活ができるように、成長し続けられるように、といった願いが込められています。


鶴は千年 亀は万年
おめでたい柄の香立と香皿で寿ぎを


鶴は千年、亀は万年の寿命をもつといわれ、長寿のシンボルであり
古くから縁起の良い意匠として親しまれてきました。
そんなおめでたい丹頂鶴(たんちょうづる)と蓑亀(みのがめ)をのほほんとした表情で描いた「折々の香立 鶴亀」。
和やかな新年のだんらんを見守るように寄り添います。


「折々の香立」には、お香を立てる穴が大小二つあいていて、玉響シリーズは小さい穴に立てるとお香を安全に支えることができます。
芳輪シリーズやXiang Doシリーズなどの径が太いお香は、大きい方の穴に立ててください。



何度もお香を焚いていると、穴のふちに茶色いヤニがつくことがあります。
軽い汚れはアルコールを含むウェットティッシュなどで、こまめに拭ってください。
激しい汚れの場合は、中性洗剤でつけおき洗いをされても。
少しのお手入れで毎日気持ちよくお香を焚くことができます。
日々の何気ないことに向き合う、丁寧な暮らしができる一年になりますように……。


瀬戸焼のやさしい風合いがインテリアにそっと溶け込む「六角香皿」。
白・飴釉・黄瀬戸の3色があり、どれも手づくりの陶器の温かみがあります。
一点一点それぞれの異なる風合いを可愛がってあげてください。
また、六角形は亀の甲羅を想起させるため、これも吉祥文様といわれており、島根県の出雲大社の神紋はこの亀甲紋をベースにされています。


おめでたいことが繋がるように
今年一年の平穏を祈る香り


古くから、日本ではさまざまな文様に長寿吉兆や夫婦円満などの願いを託してきました。
日本の豊かな風土と美的感覚のもと育まれてきた吉祥文様。
ぜひこのお正月の機会に、清々しい香りとともに暮らしに取り入れてみませんか。
今年一年の平穏を祈って、吉祥づくしの香ディネートで「香りある豊かな暮らし」をお届けします。

ギフト包装やのし紙などのご要望も承っております。
悠々とした「香りある豊かな暮らし」をお届けします。