「香ディネート(コーディネート) 」。
その時期のおすすめの香りと器をピックアップし、 さまざまな日常のシーンに合わせた「香りある豊かな暮らし」をご紹介する企画です。
暮らしの中に香りを取り入れて、毎日がより豊かになるようなご提案ができればと思います。
その時期のおすすめの香りと器をピックアップし、 さまざまな日常のシーンに合わせた「香りある豊かな暮らし」をご紹介する企画です。
暮らしの中に香りを取り入れて、毎日がより豊かになるようなご提案ができればと思います。
桜の開花情報に心躍る
古くから特別な想いで日本人に愛されている桜。
厳しかった冬を乗り越えられたことに喜び、つぼみから少しずつ花開く様子に心ときめかせ、絢爛と咲き誇る姿に魅了され、桜吹雪の儚く潔い美しさに人生を重ねてきました。
そんな春にぴったりな「沈香ベースの香りで春を味わう香ディネート」をテーマに、お香・香立・香皿をご紹介いたします。
沈香ベースの香り3種「京線香こころか 3種」と、桜がきらりと光る「銀製香立 桜」「長手香皿 しろ」の「香ディネート」です。
1400年以上前に淡路島に漂着した沈香
日本で確認できる最初の香の記述は『日本書紀』まで遡ります。
595年4月、ひとかかえもある大きな沈香が淡路島に流れ着き何も知らない島の人々は焚き木として火にくべると、とても良い香りが漂ったのだとか。
そんな歴史的記述をもとに4月が
「香」の文字は「一」「十」「八」「日」と分解できることから18日が選ばれ、あわせて4月18日を「お香の日」と日本薫物線香工業会によって制定されました。
それぞれの香りをお楽しみください
そんな沈香は、白檀とともにお線香をつくる際にベースとなる香木の一種です。
ほかに漢薬香料と呼ばれる漢方薬や香辛料でも用いられるような原料を複雑に調合し、お線香の香りをつくり出しています。
同じ沈香がベースであっても、その調合の妙によってお線香の香りは無限。
重厚な渋みのある香りや、まろやかな甘味のある香り、風のような爽やかな香り……。
無限の可能性、それは調合の難しさであり、面白さでもあります。
沈香をベースにした香りはたくさんありますが、京線香シリーズでは、清風(せいふう)・円明(えんめい)・白雲(はくうん)の3種類。
清風:沈香の凜とした渋みとほのかな甘みの余韻を楽しんでいただける清々しい香り。
京線香シリーズ最高のもので、高品質の原材料を伝統的な配合で調製しました。
円明:沈香らしい苦味・辛みの奥にやわらかな甘さと香ばしさを感じる、まるみのある爽快な香り。
清々しい空気と時間を運んでくれます。
白雲:天空に舞う白雲をイメージした、軽やかな沈香の香り。
品格を感じる香木の甘みが、少し涼しさが心地よく香ります。
と、それぞれ違った特徴をもっています。
そんな京線香シリーズを少しずつ楽しめる「京線香こころか」。
ひとつずつ香りをくゆらし、その香りの妙をお楽しみいただくも良し、ご自身のお好みの香りをお探しいただくのも良し。
また、お包みもいたしますので、心ばかりの贈り物にもお使いいただけます。
シンプルな組み合せがインテリアに溶け込みます
silver925で桜の意匠を象った、高級感のある「銀製香立 桜」。
シンプルな「長手香皿 しろ」と組み合わせると、静かな存在感のなかに春を感じます。
「銀製香立」にはお香を立てる穴を大小二つあけており、お香の径が細い京線香は、小さい穴に立てることで安全に焚いていただけます。
「はるか昔に淡路島に流れ着いたとされる沈香。
もちろん現物は残っておらず、記述でしかその足跡を辿ることはできませんがどんな香りだったのでしょうか。
そんな悠久の沈香に想いを馳せて、京線香3種の香りをくゆらせてみませんか。
そこに、スタイリッシュな桜の香立を添えて。
沈香ベースの香りで春を味わう香ディネートで「香りある豊かな暮らし」をお届けします。
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