今月は「聖なる夜を過ごす香ディネート」をテーマに、お香と香立をご紹介いたします。
12月。朝には吐く息も白くなり、日々寒さが増してまいりますが、
街の雰囲気はクリスマスに向かって華やぎ、どことなく心もはずむ頃ではないでしょうか。

行く年来る年に想いを馳せながら、この1年を振り返る時間をつくりませんか。
そんな静かな夜に、お楽しみいただきたい香りです。

キリスト教にゆかりのある乳香の香りをピュアに楽しむ「Xiang Do フランクインセンス」と、
器に合わせた立て方が楽しい「インセンスホルダー ナナ」の「香ディネート」です。

新約聖書には、星に導かれて東方から訪れた3人の賢人「東方の三博士」が、
イエス誕生の贈り物として、黄金・乳香・没薬をささげたという逸話が登場します。

乳香と没薬は今でもお香の原料として知られますが、この時代に黄金と並んでささげられたことから、
これらの香料が、当時からとても貴重で神聖な品であったことがうかがえます。

乳香は、ニュウコウジュの幹から浸出した樹脂で、主にアラビア半島で産出します。
現在でも、カトリック教会の礼拝儀式などでは、乳香が焚かれることがあります。

「Xiang Do」（シァンドゥ）シリーズは、従来のお香では表現が難しいとされてきた、
様々な花々、香木、フルーツなどの香りを、独自の製法でピュアに楽しめる香りです。
カラフルな色合いと、火をつけるとふわりと広がる香りの空間をお楽しみください。

スティックタイプのお香が20本と、簡易香立もセットになっています。

中でも今回ご紹介するのは『Xiang Do フランクインセンス』。
クリスマスにゆかりのある乳香の香りを再現するお香です。
やさしく漂うパウダリーな甘さが、お部屋をしとやかに彩ってくれます。

『インセンスホルダー ナナ』は、数字の「7」の形をしたお香立です。
器のフチにかけたり、お皿の上に置いたり。容器の形状に合わせて使い分けることができます。

お皿の大きさや高さに合わせて置き方を変え、お香を立ててください。

お香と香立の穴が接するところで自然に火が消えます。
穴から出るお香の長さを変えることにより、燃焼時間の調整が可能です。

幅のあるグラスや、サラダボウルのように深さがある器には、フチにかけてお楽しみください。
お皿に置いて5通り、フチにかけて2通り。合計7通りの楽しみ方を試しながら、
お気に入りの器との、自分だけの組み合わせを見つけるのはもちろん、
贈る相手のイメージに合わせた器と合わせて、クリスマスのプレゼントにもいかがでしょうか。

来る年がより良い年になるようにと願いを込めて、
新しい香立とともに、クリスマスをお祝いしませんか。

2000年以上も前から人々を魅了する香りに包まれながら、この1年を振り返る時間が、
あなたと、あなたの大切な人にとって、素敵なひとときでありますように。