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大自然の恵みを シンプルに 繊細に
新製品「ささや」発売


太平記に名を残す畑時能(ときよし)の子孫が丹波篠山より京都に出て、宝永年間に畑守吉(もりよし)が「笹屋(ささや)」の暖簾をあげたのが松栄堂のはじまりです。
以来、今日まで香づくり一筋に歩んでまいりました。

このたび、松栄堂の歴史、技術、そしてさまざまな思いが詰まった新製品「ささや」の発売にあたり、昨年十三代目当主となった畑 元章に香ディネート運営チームがインタビューしました。


___本日は、新商品「ささや」の魅力や開発エピソードについてお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。
さっそくですが「ささや」という名前の由来についてお聞かせください。


「ささや」という名前は、一つは私たち松栄堂が元々「笹屋」という屋号で商売をさせてもらっていたことからきています。
畑家にあります古い記録なんかによると、およそ三代目のころには「笹屋」と「松栄堂」の両方の名前を使っていたようです。
また、当時の当主が六左衛門だと「笹六」、岩次郎だと「笹岩」といった名前も使いながら、その時代にあったブランディングをしていたんだと思います。

もう一つの由来は、お線香の細さと香りです。
先代社長が「昔の京都のお線香はもっと細くて香りも繊細だった」とよく話していたこともあり、構想の段階で細いものをと開発が進みました。
そして出来上がったその細さと、シンプルで繊細な香りから「細やか(ささやか)」「さや」などの商品名が社内からあがってきました。
それなら松栄堂が「笹屋」から始まったことと、「細やか」とを掛け合わせて「ささや」でいこうと決まりました。


___(実際にお香をたきながら)では、それぞれの香りの印象をお話いただけますか。
まずは「ささや 沈」からお願いします。


「沈」は不思議と懐かしい。私にとっては懐かしい香りがします。
過去の実体験になりますが、以前、海外へ原料の買い付けに行った際、袋に入ったさまざまな沈香を確認していく中で、あるひとつの袋を開けた途端、ふと懐かしさがこみあげてきたんです。
幼い頃に祖母と一緒にお仏壇にお線香をあげてお参りしていた記憶がよみがえったんですね。

松栄堂が使い続けてきた沈香には、どこか共通する系統があるのかもしれません。
「沈」は、そうした松栄堂の扱う「沈香」という香木の奥行きを感じていただける香りになっていると思います。


___次に「ささや 檀」はいかがでしょうか。


「檀」は、白檀の香りをまっすぐに表現しています。
白檀というのは鼻を近づければ温めずとも甘味がしっかり伝わるけれども、そういった素材そのものの香りをこう(手で部屋全体を指して)空間に広げたい、という理想を形にできました。
細く仕立てているので、結果として煙も穏やかに感じられますし、シンプルで繊細な香りを思った通りに引き出せたと感じています。
白檀そのものの香りを知りたいという方にも、自信を持っておすすめできる仕上がりになりました。


___「ささや」に使用する原料選びは、新たな挑戦だったとお聞きしました。
原料について、取り組みや思いを教えてください。


香木については、お客様からも「もう手に入らないのでは」など、心配のお声ををいただくことがあります。
香木を取り巻く環境が変化してきているのは事実ではありますが、日常使いの製品については、それぞれ製品にあわせて原料を選定して使っているので、安心してお使いいただきたいと考えています。
これからも安定して作り続けられる香りを作る、というのも、今回の商品に込めた思いの一つです。


___原料の調達や見極めは、どのように行われているのでしょうか。


お香の原料は、中国やインド、東南アジアを中心に産出されます。
原料の調達は自分たちで現地に赴いて国外の商社と直接やりとりをしていますが、それがもう先々代社長の時代から考えたら50年以上。
ずっと原材料を自分たちの手で見極めようとしてきたことが、大きな理由の一つだと思います。
原料の香り、その品質の見極めをダイレクトにできること。そこにノウハウがあります。
あとは現地の方々との信頼関係ですね。特に今回の場合だとその部分に強い自信がないとできなかったと思います。


___「ささや」のパッケージの意匠はどのようなイメージで制作されたのでしょうか。


このパッケージの「ささや」という文字は、私の祖父である先々代の社長が書いた文字を使っています。
イラストには明治期のカタログにあった香炉や、挨拶文が書かれた扇面も入っていますね。
先人達がお客様へ届けるために作ったものと現在、私たちが伝えたい思いを重ねて形にしたデザインです。


___「ささや」は7月15日に発売となりますが、このタイミングで発売する理由はありますか?


製造面でも試行錯誤を重ねてきて、継続して製造できる見通しが立ったのが今でした。
もちろん先代社長がいてくれている間に発売できていたら一番良かったという思いはあります。
どういう香りにするかという最初のチェックは先代がしていましたし、この細いお線香を継続して製造できる見通しが立ったときはとても喜んでいました。

先代が「こういう商品できひんか?」とずっと話していたことを、相談役(先代と同年代の調合師)の提案で名前が決まり、次世代を担う常務(社長と同年代の調合師)が香りを作って、今回こうやって私の代での商品として出せることになった。これも、ご縁だと思います。




___先人達の意思を受け継ぎ、そこに今の社長の思いが加わって開発、発売に至ったということですね。
「ささや」は今後どのような存在になってほしいですか。


これまで私たちは調合の妙、原料のブレンド力を大切に、さまざまな香りを作ってきました。
その中で、次に提案する香りとして沈香と白檀、つまり素材そのものに向き合うことは、新たな挑戦でありながら、同時に原点に立ち還ることでもあります。

また、商品というのは、
・ 原料を確保できること
・ 作り続ける技術があること
・ お客様に認めていただけること
この三つが揃って初めて続いていくものだと考えています。
「ささや」は、それらの思いすべてを込めて開発しました。
これから多くの方の日常に寄り添い、永く愛される香りに育ってほしいと願っています。


___本日はお話ありがとうございました。


ありがとうございました。

〈アプリ会員様向け〉試香品クーポンのご案内


対象店舗で「ささや」試香品がもらえるクーポンを松栄堂公式アプリにて配信いたします。
新しい香りをぜひお試しください。

試香品 内容
「ささや 檀」「ささや 沈」各1本、専用簡易香立付

対象期間
2026年6月17日(水)からなくなり次第終了

対象店舗
・直営店 全店
京都本店/産寧坂店/京都駅 薫々/大阪本町店/銀座店/人形町店/横浜店/札幌店
・松栄堂香音 全店(百貨店内お香と和小物取扱店舗)
香音 ジェイアール京都伊勢丹/香音 大丸京都店/香音 大丸福岡天神店/香音 大丸札幌店
・阪急うめだ本店 松栄堂売場

その他
・対象店舗ご来店のアプリ会員様向けのご案内です。
・クーポンはアプリ会員証画面からご確認いただけます。
・当日ダウンロードいただいた方もご利用可能です。
・クーポンのご利用はお一人様一回のみです。
・製品の発売日は7月15日です。
・アプリに関する詳細は特設サイトをご覧ください。
スマートフォン向け松栄堂公式アプリ 特設サイト

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