8月の香ディネート
「香ディネート(コーディネート) 」。 その時期のおすすめの香りと器をピックアップし、 さまざまな日常のシーンに合わせた「香りある豊かな暮らし」をご紹介する企画です。 暮らしの中に香りを取り入れて、毎日がより豊かになるようなご提案ができればと思います。
暑さ和らぐ宵のうち
和の香りとうつわで一服の涼しさを
日差しがまぶしく照りつけるなか、降り注ぐ蝉時雨。立秋を迎えれば暦の上では秋といわれますが、まだまだうだるような暑さが続きますね。それでも少しずつ朝夕から秋の気配が感じられるようになっていきます。
日中の暑さが和らぐ宵のうち、落ち着いた香りとうつわで夜涼みはいかがでしょうか。お香・香立の「夏の宵を楽しむ香ディネート」をご紹介します。
この夏はどんな思い出をつくりましょうか
記憶と結びつく香り
香木の静かな余韻とほんのり優しい甘さの「薫路 宵詩(くんろ よいのうた)」。夏の宵に、心落ち着く香りが涼を添えます。
宵詩をはじめとする全5種類の香りがある「薫路」は旅先で過ごした豊かな時間を香りで表現したシリーズです。嗅覚と記憶の結びつきはとても強いといわれていて、香りで懐かしい記憶や感情が蘇ることも。
お香をたいて色々な思い出に浸る……香りとともに楽しむ夜涼みも新たな思い出の一ページになるかもしれませんね。
染付の青の輝き
暮らしの中のさりげない演出に
染付の鮮やかなコバルトブルーがなんとも涼やかな香立。スティックタイプのお香を立てた姿は、すらりとして美しく趣があります。
線引文様には一部手描きのところがあり、クールな意匠の中に少しの温かみを添えています。
一つひとつの多少の差を個性として味わってただければ幸いです。お出かけから帰り、ほっと一息つくひとときに
星空を見上げて天体観測のひとときに
にぎやかに楽しんだ花火の後のひとときに……。
香木の落ち着いた香りと涼やかなうつわで夏の宵を楽しんでみませんか。