9月の香ディネート
「香ディネート(コーディネート) 」。 その時期のおすすめの香りと器をピックアップし、 さまざまな日常のシーンに合わせた「香りある豊かな暮らし」をご紹介する企画です。 暮らしの中に香りを取り入れて、毎日がより豊かになるようなご提案ができればと思います。
夕暮れ時にはひぐらしが切なくなき、残暑も少しずつ和らぎ、夕風に秋の風情が増していく9月。
夏の疲れを引きずることなく、秋へと向かう日々の変化を楽しみたいものです。
今月は「ほのかな煙のお線香 まどか」と「takuba 19cm」で「うつろいを感じる香ディネート」をお届けします。
暑さ寒さも彼岸まで
うつろう季節を香りとともに
日中は厳しい残暑が続いていても、日が暮れれば、そよ風の中に涼しさを感じるようになります。
少しずつでも確かに、季節は夏から秋へと移り変わっていきます。
今年の夏も、暑かったなあ、でもなぜか暑さが薄れてくると、日が短くなるのとともに、どこかさびしさも感じてしまいます。
そんな時に、「京線香 まどか」の優しい香りはいかがでしょうか。
まんまるのお月さまのように
しずかに漂うおだやかな香り
「ほのかな煙のお線香 まどか」は、歴史ある京線香シリーズの中で最も新しい香りです。
お使いいただきやすい価格帯で、煙のほのかなお線香をお届けできればという思いから生まれました。
おだやかで丸みを帯びた、優しい香りが静かに漂います。
煙の少ない調合でおつくりしていますので、生活空間の中でもお気がねなく楽しんでいただけるかと思います。
パッケージには月夜に舞う群鶴図を。
琳派風にあしらったこの絵のように、優雅に漂う香りを感じてみてください。
立てずに寝かせてシンプルに
最後まで無駄なく楽しみましょう
インセンストレイ takubaは、香立を使わず、お線香を寝かせてたけるお香皿です。
独自に開発した「セラミックフェルト」を用い、使用後のヤニの匂いもおさえます。
お香立を使うとどうしても出てしまう僅かな焚き残りもなく、最後まできれいに燃焼します。
たき終わった灰はそのまま残るので、灰の処理も簡単です。
何度も使っていると消耗しますので、ヤニ汚れやにおいが気になってきたら、「交換用」をお求めいただき、末長くお楽しみください。
秋彼岸に京線香
祈りの心に香りを添えて
秋分の日を挟んで前後3日間を含む1週間は「秋のお彼岸」です。
お墓参りに今年は行けないという方も、お家でゆっくりお線香を焚きながら、亡くなったあの方を思い出す時間にしてみてはいかがでしょうか。
ご進物用の「まどか 紙箱」もございます。お彼岸のお供えにご用命くださいませ。
うつろいゆく季節に思いを馳せながら、近づく秋の楽しみの数々を、心待ちにしましょう。
窓の外から聞こえる虫の声に耳を傾けながら、「まどか」の香りで静かな夜をお過ごしください。