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9月の香ディネート

「香ディネート(コーディネート) 」。
その時期のおすすめの香りと器をピックアップし、さまざまな日常のシーンに合わせた「香りある豊かな暮らし」をご紹介する企画です。
暮らしの中に香りを取り入れて、毎日がより豊かになるようなご提案ができればと思います。

天高く馬肥ゆる
澄みわたる空に想いをはせて

秋空


9月、暑い夏の盛りを過ぎても、残暑厳しい日々が続きますが、
蝉しぐれが落ち着けば、天高く、空の様子も移り変わっていきます。
風に涼しさが感じられ、どこからともなく虫の声が聞こえてくる頃には、 暑さも和らぐお彼岸の時期がやってきます。


お墓参りに行けなくても、お部屋で静かに故人を偲ぶ。
今月はそんな時間を提案できればと思います。
秋彼岸の香りある暮らし、「玉響 京の雲」と「雫香炉 しろたへ」の香ディネートをお届けします。

お彼岸に上質な香りを
かなたを想い、手を合わせる豊かなひととき

お彼岸


「秋のお彼岸」は秋分の日を中日として前後3日を合わせた7日間。
太陽が真西に沈むこの頃、古来日本人は彼岸(あの世)に想いを馳せ、 お墓参りをしたり、お仏壇の掃除を行なったりしてご先祖様を供養してきました。


忙しい日々の中、お墓やご実家のお仏壇に手を合わせることはできなくても、
普段のお部屋から、ここにいない誰かに想いを馳せてみてはいかがでしょうか。

空を映すような青
たまゆらの時間、心を落ち着けて

玉響シリーズ


「玉響(たまゆら)」は本来、勾玉同士が触れ合って立てるかすかな音のことで、 転じて「ほんの少し」「かすかな」「一瞬」を意味するようになった大和言葉です。

気ぜわしい日々の中で、ほんの少しだけ、心を整える時間をつくってみませんか。
ほのかなけむりのお香「玉響」シリーズは、そんな大切な時間に寄り添う香りたちです。


京の雲お香


「玉響」シリーズのパッケージは、斜めに立ててすぐ使えるデザイン。
蓋を開けて置いておけば、お香の出し入れに時間を取られることもありません。


「京の雲」は沈香を基調として、空高く漂う雲を写したような、静かで深みのある香りです。
秋の空を思わせる青色のお香に火を灯し、 かすかな煙の中に、漢薬香料が織りなすおだやかな香りをお楽しみください。

水面にしたたる一滴の雫
シンプルなデザインで静けさに寄り添う

雫香炉を開ける


静寂の中で響く、水面にしたたる雫の音が、かえって静けさをもたらすように。
「雫香炉」は8代目清水六兵衛氏によってデザインされた松栄堂オリジナルの香炉です。
雫のように丸みを帯びたモダンなシルエットが特徴です。


「みやこ灰」を適量入れておくと、好きな時に蓋を外し、
お香を立ててお使いいただけます。


灰を入れて使う香炉はお仏壇のもの。そんなイメージもあるかもしれません。
ちょっと香りを楽しみたいとき、灰を入れた香炉にお香を立てれば、
たき残りもなく、たいた後の灰を処理する手間も要らず、便利にお使いいただけます。


灰を入れる


長時間使用していると、燃えつきたお香の灰やヤニで、香炉の灰が汚れてきます。
たき残りが出るようであれば取り除き、必要に応じて天日で干すなどしっかりと乾燥させて、 火箸などで香炉の灰をかき混ぜ、空気を含ませてご使用ください。
灰そのものについた匂いが気になってきたらお取り替えください。


京の雲をたてた香炉


やさしい月の光をイメージしたまろやかな白色の「しろたへ」は、 どんなインテリアにも馴染むシンプルな佇まいが人気です。
玄関に、書斎に、リビングの一角に、香りの定位置を作ってみてはいかがでしょうか。


お香と香炉


夏の暑さと秋の涼しさが交差する9月は、体調を崩しやすい季節でもあります。
お彼岸を過ぎれば秋が深まり、過ごしやすいと油断しがちですが、
香りとともに心落ち着かせながら、どうぞお体に気をつけてお過ごしください。

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