2023年3月の香ディネート

「香ディネート(コーディネート) 」。
その時期のおすすめの香りと器をピックアップし、 さまざまな日常のシーンに合わせた「香りある豊かな暮らし」をご紹介する企画です。
暮らしの中に香りを取り入れて、毎日がより豊かになるようなご提案ができればと思います。


新天地に旅立つあの人へ
門出を祝う香ディネート


「花見月」とも言われる通り、さまざまな花が開きはじめる3月。
あたたかな日差しが春の訪れを告げる中、
新生活に向けて、浮き足立ってしまう方も多いかもしれません。
でも、新しい出会いの前には、ちょっぴりさみしい別れがつきもの。
一緒に過ごした思い出を香りにのせて、旅立つあの人に贈ってみませんか。
今月は「はなむけに贈る香ディネート」をテーマに、お香と器をご紹介いたします。


過ぎた時間がわたしをつくる
記憶の中の懐かしい日々を香りに託して


「レスポワール(L’espoir)」。フランス語で「希望」「hope」「wish」等と訳されます。
2019年「平成」から「令和」への改元にあたり、未来への希望を込め
松栄堂の調合師2名がそれぞれの時代をテーマにつくった二つの香りです。


これまで松栄堂を支えてきたベテラン調合師が「平成」を
次代を担う若手調合師が「令和」を担当しました。


「レスポワール 水浅葱」は、新しい技術が次々に生まれた「平成」の、
伝統と革新が調和する、懐かしい日々をイメージした香りです。
伝統的な漢薬香料を中心としながら、新たな香りづくりに挑戦してきた松栄堂の歩み。
振り返れば確かに今につながる、試行錯誤の日々がありました。
そんな経験を噛みしめるベテラン調合師だからこそつくり出せた、
奥深い香木と清々しい花、対照的な2つが調和する香りです。


想いを込めて花束を
春空の下であの人へ


シーンに合わせてお使いいただける様々な柄がユニークな「折々の香立」。
プレゼントには、この季節に咲く「フリージア」はいかがでしょうか。
この花を最初に発見した植物学者が、親友である医師・フレーゼ(Freeze)に
感謝と友愛を込め、フリージア(Freesia)と名付けたのだそうです。
そこから「親愛の情」「感謝」などの花言葉が生まれ、
はなむけの花束としてもよく使用されています。


「四方香皿 水色」と組み合わせたなら、あたたかな黄色いフリージアの花束が青空に映えるように、
新たな門出を祝う気持ちを演出してくれることでしょう。


懐かしい日々の向こうに
新しいステージを香りで祝う贈りもの


新しい時代「令和」も5年目。あっという間に月日は過ぎますが、節目節目を大切に、確かな時間を積み重ねていきたいものです。
プレゼントはもちろん、慌ただしく過ぎていった4年間を振り返りながら、あなたの「L'espoir」を見つめ直す時間にも、「レスポワール 水浅葱」の香りをお供させてください。