
11月の香ディネート
「香ディネート」は、毎月さまざまな暮らしのシーンや季節に合わせて、おすすめの香りと器の組み合わせ(コーディネート)をご紹介する連載コラムです。
お気に入りの「香ディネート」で、「香りある豊かな暮らし」をお楽しみください。

吹き抜ける風が冷たくなり、秋の深まりを感じる季節です。
きれいな青空を見上げると清々しくて、思わず深呼吸をしたくなります。
あたたかなセーターやストールをまとって、普段とは違う景色を探しに出かけてみませんか。
今月は令和9年度の「御題銘香 旅」と「干支香炉 未」で、ヒツジ雲が浮かぶ秋空の下「小さな旅を楽しむ香ディネート」です。
遠くても 近くても

旅はお好きですか?
電車に揺られてたどりつく海岸線や、飛行機や船で空や海を渡って行くような遠くにある有名な建造物など、行ってみたい場所や見てみたい景色を地図を見ながら想像するだけで胸が躍ります。
遠方への大旅行ももちろん素敵ですが、日常の中でできる小さな旅もまた新鮮で魅力的です。
たとえば、普段より少し足をのばして初めての道を歩くと、意外な発見があって楽しいですよね。
そこには思いもしない偶然や、ちょっとしたアクシデントさえ後には良い思い出になることも。
旅にでると、人、物、風景、さまざまな新しいコトに出会えます。
木々も色づいたこの季節に、いつもより少し遠回りをして素敵な出会いを探しに出かけてみてはいかがでしょう。
旅とヒツジと

白いヒツジ雲が空に浮かんでいるのは可愛く感じますが、次の日は雨になるとも言われています。
天気予報がない時代、空を見て雨の準備をするのは昔の人の知恵でした。
ヒツジ雲の空の下をお出かけした翌日は、しっとりとした香りを焚きながら休息の一日もよいかもしれません。

新年を寿ぐ和の香り「御題銘香 旅」。
毎年1月に宮中で行われる歌会始の儀。
歌会始の儀では、皇族方のお歌、召人・選者の歌とともに、一般の詠進より選ばれた歌が披講されます。
そのお題にちなんで毎年お作りしている「御題銘香」。令和9年のお題は「旅」です。
この「御題銘香 旅」は芳醇さを持ったほのかな甘味とやわらかな香木の深みが調和した香りで、静かに空間を整えてくれます。
旅をモチーフにお仕立てした特製たとう紙には、やわらかな色彩で異国の地図が描かれています。
ぜひ大きく広げてみてください。上空から俯瞰している構図はまるで機上から見下ろしている景色のようです。

こちらと合わせてお使いいただきたいのは「干支香炉 未」
令和9年は可愛いヒツジさんが主役の年です。
もこもことした羊毛を磁器で表現した可愛らしい姿で、こちらを向いて香りを届けてくれます。
香炉の本体部分にはピンクや黄色の優しい色目で梅文様が描かれており、爽やかな水色の香皿とあいまって、和室洋室を選ばず、馴染みよく飾っていただけます。

ご進物にはセット箱のご用意がございます。
大切な方への歳末や新年のご挨拶に最適です。
旅の思い出を香りと共に

今回のコラムは旅がテーマ。旅といえば、こちらもおすすめ。
旅先での風景に香りと共に想いを馳せる「薫路シリーズ」。
全7種が華やかなパッケージに入ったアソートセットは、甘い香りや爽やかな香り、キリッとした香木系の香りなどバリエーションに富んだラインナップです。
限定商品として香皿とのギフトセットをご用意しています。
流線紋様が入った青白磁の香皿は薄手で美しく、薫路シリーズのくっきりした色目がよく映えます。
こちらもぜひ、年末年始の贈りものとしてご用命ください。

晩秋の彩り豊かな景色を愛でながら、小さな冒険に出かけてみましょう。
撮ってきた写真を見ながらゆったりと香りを楽しむ夜は心落ち着くひとときです。
本格的な寒さが来る前にちょっとした贅沢。
旅と寄り添った香りがいつでも、素敵な景色を思いださせてくれるはずです。
師走に向けて何かと気忙しくなるころですが、心も身体もあたたまりつつ、秋の穏やかな時間をお過ごしくださいませ。

















