松栄堂ウェブショップ [2022年2月の香ディネート]

2022年2月の香ディネート

「香ディネート(コーディネート) 」。
その時期のおすすめの香りと器をピックアップし、 さまざまな日常のシーンに合わせた「香りある豊かな暮らし」をご紹介する企画です。
暮らしの中に香りを取り入れて、毎日がより豊かになるようなご提案ができればと思います。


長い冬の向こうに
「今を春べと 咲くやこの花」

今月は「まだまだ寒い日の香ディネート」をテーマに、お香と香皿をご紹介いたします。
寒さ厳しい日々が続きますが、節分を過ぎれば暦の上ではもう春。
古くから春を告げる花として知られる、梅の花が咲く季節がやってきます。

外に出ると風が冷たいけれど、どこからともなく漂う梅花の香りは、
これから訪れる春を予感させ、私たちの心を躍らせてくれます。

今月は咲き誇る梅花をイメージした香り「源氏かおり抄 早蕨 うつろい」と、
お香を立てたフォルムが美しい「香立 風韻 唐草」の「香ディネート」です。


夜の闇に灯るような白い花々
香りで告げる春の訪れ


寒さ厳しい中でいち早く可憐な花を咲かせ、春の到来を告げてくれる梅の花。
大陸から渡来した植物である梅は、野山に咲く花としてではなく、
貴族の邸宅や大寺院に植えられることが多く、さまざまな絵画や工芸品に描かれるなど、
歴史を通じて日本のひとびとに親しまれてきました。




香りで春を告げる花として、また外来文化の象徴としてお香とも関わりが深く、
お茶席でも使われる練香は「梅が香」と呼ばれます。
また、匂い袋を意味する「誰が袖」は、梅にまつわる古今和歌集の歌に由来しています。

 色よりも 香こそあはれと 思ほゆれ 誰が袖触れし 宿の梅ぞも(読み人知らず)

松栄堂製品の中にも、梅と関係する名前を持つものがあります。
京線香「のきば」は、和泉式部ゆかりの「軒端の梅」から名をいただきました。
玉響シリーズには、「京の梅」と名付けた香りがあります。


香りで綴る五十四帖
香りの長編「源氏かおり抄」シリーズ


外来文化を踏まえて彩られた平安時代の王朝貴族の暮らしは、
『源氏物語』の中にも垣間見ることができます。
もちろんその中には、さまざまなシーンでお香も登場しています。

そんな『源氏物語』の各帖を主題とし、それぞれの登場人物や情景、物語のイメージを、
さまざまな香りやお香の形状、デザインなどで表現したのが「源氏かおり抄」シリーズです。

『源氏物語』が好きな方はもちろん、国語の古文の授業で少し触れただけ……という方も、
ぜひ私たちが香りで表現する『源氏物語』、その美の世界に触れてみてください。


複雑な思いで道を分かつ男女の間で
変わらず咲き誇る梅をイメージした和の香り


「源氏かおり抄 早蕨 うつろい」は、五十四帖の四十八「早蕨」を題材としてつくった商品です。

  袖触れし 梅はかはらぬにほひにて 根ごめうつろふ 宿やことなる

匂宮に請われて都に住むことになった中君に、亡き父君に代わるようにして、
上京のための細やかな配慮を尽くす薫。
しかし内心では、匂宮に中君をゆだねることを悔やんでもいます。

春を迎えてなお行き惑う恋情を、香りに込めてお届けします。
咲き誇る梅花をイメージした和様の香りをお楽しみください。



パッケージには、山寺の阿闍梨から届く早蕨と、手紙に心励まされる中君を描きました。
阿闍梨の文を読み、かつて春の息吹をともにわかちあった亡き家族を想う中君。
文を紐解くように、玉紐で結んだパッケージを開いてください。


台紙をスライドさせることでお香を取り出すことができます。
スティックタイプのお香が20本と、簡易香立が付属しています。


すらりと佇む趣深いお香立
唐草模様に思いをはせて



お香を立てたときのフォルムが美しい「香立 風韻」。
今回紹介する「風韻 唐草」には唐草文様をあしらっています。
生命力が強い蔓草が絡み合い、どこまでも伸びていく様子から、日本では長寿・子孫繁栄を願う図柄とされています。

古代エジプトにルーツを持つと言われており、
シルクロードを通って大陸から伝わった唐草文様。
大陸から渡来した梅の花と同様、日本に根付いた外来文化と言えるかもしれません。


香立部分にお香を差し込むので、画像のようにたき残ります。
たき残ったお香は、ピックなどを使うと簡単に取り出すことができます。
お香をたき残りなく最後まで楽しみたい方は、寝かせてたく インセンストレイ takubaをご利用ください。


スティックタイプのほか、渦巻・コーンタイプのお香も使用できます。
その日の気分やシチュエーションに応じて、お好きなお香をお楽しみください。



部屋から出るのは気後れする冬の一日、やがて訪れるあたたかな日を待ちわびながら、
お部屋で香りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

複雑な思いで中君を送り出す薫の恋情のように、
幾重にも折り重ねられた香りが織りなす、和の風情をお楽しみください。

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