2022年10月の香ディネート

「香ディネート(コーディネート) 」。
その時期のおすすめの香りと器をピックアップし、 さまざまな日常のシーンに合わせた「香りある豊かな暮らし」をご紹介する企画です。
暮らしの中に香りを取り入れて、毎日がより豊かになるようなご提案ができればと思います。


暮らしの中で楽しむ秋の風情
六角の器に紅葉の景色を切り取って

今月は「紅葉を待ち望む香ディネート」をテーマに、お香と香皿をご紹介いたします。
10月、日に日に夕暮れが早くなり、夜になれば虫の声が聞こえる季節ですね。
風も冷たくなり始める頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

秋といえば紅葉、今年は久しぶりに遠出して、色づく木々を眺めに行くことができるでしょうか。
ちょっと先取りして、香りと器で、京都の紅葉風景を楽しんでみてはいかがでしょう。

紅葉する嵐山をイメージした「京線香?京にしき」と、「六角香皿?黄瀬戸」「四季の香立?紅葉月」で、秋の風情を楽しむ「香ディネート」をご紹介します。



厳選された天然香料をふんだんに使用した京線香。

お線香の製造技術は、江戸時代に中国から日本に伝わりました。
それまで貴族や武士、僧侶など、一部の人々しか享受できなかったお香は、お線香の広まりによって庶民の間に浸透していきます。

細くしなやかで、曲がりなくまっすぐで、上質な香りが特徴の「京線香」。
丹精込めてつくられたお線香は、日々のおつとめはもちろん、ぜひお部屋で楽しむ香りとしてもお使いください。


色づく嵐山をイメージして
やさしく広がる白檀の香り


京の名所のひとつ、嵐山の紅葉風景をイメージに、白檀の静かな余韻を感じさせてくれる「京にしき」。

おだやかな香りは、ご仏前へのお供えにはもちろん、ほっと一息つきたい時間にもお楽しみいただけます。
秋の夜長に、やさしい香りで静かな時間を過ごしてはいかがでしょうか。

日々のおつとめには、夕映えする山々のような赤い箱の「バラ詰」がおすすめです。
少量サイズをお求めでしたら、牛乳パックを再生してつくられたパッケージで使いやすい量の「Mケース」や、様々な香りが楽しめる「京線香?こころか?5種」をどうぞ。


自然の風合いがやさしい六角形の香皿に
ほんの少しの秋をのせて


暮らしにとけ込む瀬戸焼のやさしい風合いの「六角香皿」。
「黄瀬戸」「飴釉」「白」の3色からお選びください。

「香立?紅葉月」は深まる秋を表現した香立です。
色づいた蔓草に実る、鮮やかな青い実がワンポイント。
秋の風情を器で楽しんでください。


風の温度や虫の声の移ろいとともに、静かに、でも確かに変わっていく木々の色を眺めるように。
まだまだ紅葉には早いかもしれませんが、心静かに錦秋の訪れを待つ、そんな時間をつくってみませんか。

秋の風情を香立の中に眺めつつ、白檀の静かな余韻にふれながら、深まってゆく京都の秋を感じてみてください。
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ー はじめてお香をつかうなら? ー